横浜学園高等学校は1899（明治32）年、外国々（とつくにぐに）の船を迎えた横浜の地に新しい文化のさきがけとして創立され、2020年に創立120周年を迎えました。
　本校には、建学の精神に基づき「考える人を育てる」「心豊かな人を育てる」「たくましい人を育てる」「思いやりのある人を育てる」「公につくす人を育てる」という５つの教育目標があります。
　今後のグローバル社会で活躍する皆さんにとって必要な「思考力」「包容力」「持久力」「共感力」「実践力」の育成につながっています。その建学の精神から、私が考える教育とは「善くなろうとする子どもを手助けし、その力を活性化する」であり、結果以上に「過程（プロセス）」が重要と考えます。そのためには、教員が適切な手助けをして、生徒が真剣に取り組んでいける教育方針が要となります。
　結果として、生徒一人ひとりが一生懸命に取り組んだ経験が大人になった時に活きてくる一生の宝となるでしょう。
　高校時代は皆さんにとって大切な時期です。このような「過程（プロセス）」を作るために私は二つのことを重視しています。
　一つ目は「今の水準より少し上の所に目標を定めること」、これにより一歩一歩着実に前進することができます。
　二つ目は「一生懸命取り組む姿をまず教員が示すこと」、皆さんは意識せずに先生や友だちから知識だけでなく姿勢や態度も学びます。教員が興味をもって真剣に授業に取り組む姿を示すことで、皆さんも色々なできごとにわくわくして取り組めると思います。
　本校は、これら二つのことを軸に授業研修を重ね皆さんをお迎え致します。
　さあ、すばらしい高校生活の第一歩をともに踏み出しましょう。